天白ひらこし【ふく楽舎】
ふくふくな日々【下関ふぐ・フグ・河豚】
03-28 (Wed) 16:12
海峡裏町文化塾:ゲスト佐木隆三さん(直木賞作家)in瀬戸内
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恒例・毎月開講の「海峡裏文化塾」参加しました(2ケ月欠席)
佐木隆三 1937年、朝鮮威鏡北道生れ
1941年、帰国。
1956年、福岡県立八幡中央高校卒.八幡製鉄所入社
日給138円50銭・事務職
勤務の傍ら、執筆活動を続ける。64年退社。『ジャンケンポン協定』(新
日本文学賞)『復讐するは我にあり』(直木賞)『身分帳』(伊藤整文学賞)
塾長『料理屋・瀬戸内』おかみの挨拶。30数名が参加

佐木隆三さん(中央)を囲んで〜左から谷野さん、教法寺住職、
おかみの大越さん、広畠です

近著『わたしが出会った殺人者たち』を購入

佐木さんの小説を購入したのは初めて?
佐木さんはご自分から「裁判傍聴業」と述べられているが、重大事件等?の
裁判の経緯と本質を新聞、テレビ、雑誌で奥深い論評.解説を昔から見聞き
していたので自分には身近に感じていた偉い人です。
☆講演の終わりに質問タイムがあり「ふく爺」が質問?
山口県光市で「母子殺害事件」が起きた。新日鉄の社宅で23歳の主婦と
生後11ケ月の女児が強姦目的で18歳の少年に同時に殺害された事件で
佐木さんが取材に駆けつけると、被害者の夫であり父親の本村洋さん(当時
23歳)が取材に応じてくれた。
「佐木さんは会社の先輩ですよね」……
この程この事件で逆転死刑判決だったが、本村さんの記者会見に於ける
言動はどこからもみても比の打ちようがない完璧なコメントだと胸を打たれ
感動した(それまでの記者会見も?)とともに、大変失礼な疑問であるが
本当に本村さん自身の言葉であるのかと常々想っていたところがあり、誰か
軍師が控えているのでは?
「佐木さんは会社の先輩ですよね」と本村さんが語られたと伺い、佐木さんが
根本の考え方等アドバイスをしているのではないですか、と 質問?
ところが、佐木さんが本村洋さんから教えられている、逆ですと強く言われ
ておられました。
本村さんは国立北九州高等専門学校から広島大学工学部に編入学した人
で問題解決に向けては科学者らしく理詰め?で猛勉強(例…法律)をする凄い
人ですと絶賛されておられました。
ジ-ナリスト・江川紹子さん、佐木隆三さんは「社会の正義」を教えられる尊敬
する人と思っています。
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