天白ひらこし【ふく楽舎】
ふくふくな日々【下関ふぐ・フグ・河豚】
09-10 (Wed) 14:28
わかめス-プ誕生!〜ふく爺の自慢話.その2
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熱湯を注げば「わかめス-プ」の出来上がり。インスタントわかめ
ス-プは量販店食品売場には数社の商品が棚に並んでいます。
「わかめス-プ」のネ-ミングで商品として日本初で発売した企業
は以外にも下関のフグ製品製造加工販売の「ふく爺」が勤めていた
(株)古川商店(平成7年破産)です。

誕生のきっかけは、当時広島の大手ふりかけメ-カ-さんの「わかめ
炊き込みご飯の素」(商品名は不確かですが、ご飯にまぜるだけで美味
しいわかめご飯になる)が爆発的に売れており、当時の若手部下が同じ
ものをと会議で提案があったが、他社と同じもの、真似は面白くないと
却下。
しかし、「ふく爺」はひらめきがありました。
焼き肉店で最後の締めに食べるわかめいっぱいの「わかめス-プ」の旨
さです。
時は食の洋風化が始まり、魚肉ハム.ソ-セ-ジから畜肉ハムへ、他
洋風商品が多く発売された時代でした。
早速市場を調査、「わかめ味噌汁」系の和の商品は販売されていたが、
「ス-プ」のネ-ミングは皆無でした。
そこで理研ビタミン社製造(特許ウェ-ブわかめ)商品名ふえるわかめ
を商社を通して仕入れ、添付封入する粉末ス-プの味覚の研究を重ね
「わかめス-プ・和風味」「わかめス-プ・中華風味」として<わかめタッ
プリ一食分>パッケ-ジで国内初の発売にこぎつけました。
発売当時は下関大丸、井筒屋、岩田屋等で売場2小間使用、試食宣伝
販売で好成績を上げ東京大丸でも試食販売、歳暮、中元ギフト商品とし
て大丸本社のカタログに掲載されました。
余談 1.発売約半年後に「理研ビタミン社」が「わかめス-プ」の製造
を始める、
同時に特許侵害(原料わかめ)の抗議公文書が来ましたが理研
からの仕入れが判明して決着、チョット痛快だった!
理研さんは当時「ふえるわかめ」商品に相当の宣伝費かけていた
が不発だっようだが、「わかめス-プ」商品群は、その後年商100
億円を超すドル箱商品となっているようだ。
2.元祖は販売をお土産ル-ト、ギフトル-トに絞り込んでいたので
その後は泣かず飛ばずに終わる
ジャン!ジャン!!
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