献上フグ 調理法公開―下関ふく連盟 あす6宮家へ
下関ふく連盟(松村久会長)は二十六日、下関市の南風泊市場で水揚げされた天然トラフグのセットを宮家に献上する。同市彦島西山町のフグ中卸業、平越商店(平尾泰範社長)で二十四日、調理方法を報道陣に公開した。
包丁を握るのは、同商店でフグ調理歴十六年の内田祐介さん(34)。萩市見島沖で捕れたトラフグ(約1.3キロ)六匹を使って刺し身と鍋用の切り身、皮の湯引きを調理する。 刺し身は、フグ本来の歯応えを堪能できる二枚引き。赤い唐草文様の美濃焼の皿(直径31センチ)に、クジャクが羽根を広げた姿をイメージして飾り付ける。内田さんは「すごく栄誉なこと。いつも通り生きのいい状態で贈りたい」と話していた。
献上フグは二十六日の早朝に調理し、松村会長らが秋篠宮、常陸宮、三笠宮、寛仁親王、桂宮、高円宮の六宮家に届ける。
フグの刺身を引く
平越商店の内田祐介さん
献上ふくセット