講師/ピアニスト辻井伸行氏の母 辻井いつ子
タイトル 「子供の可能性を信じて」
長男、伸行氏が全盲のハンディを乗り越え、ヴァン・クライバ-ンコンク-ル
で優勝(昨年、大々的にテレビ、新聞で報道)
生まれ落ちた時から全盲である息子、どう子育てをしたらいいのか手探りで
失意の毎日でしたと語る母いつ子さん。
生後数ヶ月経たある時、伸行さんが音に敏感だと気がつきブ-ニンのCDを
聞かせると楽しそうに反応し、いつ子さんも嬉しくなったことが、今日につなが
る始まり。
その後も母の絶大な愛(可能性を信じる)と一番近い人「母」の、その場、その
時の極小な出来事であっても気づき心のもとに今日のピアニスト辻井伸行が
誕生する感動と啓示に富むお話であった。
さて
大賞を受賞した伸行氏に報道関係者?が質問「今、目で見ることができれば
何を一番見たいか?」… “残酷な質問と「ふく爺」は思う”
伸行氏の回答「両親の顔が見られる物なら見たい」こんなに切ない願望が世
の中にあることを知り又、両親のこれまで果たしてきた道のりに想いを馳せ涙!
この言葉は両親に取っても最高に嬉しい言葉であろう。涙!涙!