おなじみ『街角サロン・おもしろ文化塾』では下関市立美術館濱本聡
館長をゲストでお迎え‼
下関市立美術館開館30周年記念展「河村幸次郎と美の世界」を
開催中
~下関市立美術館は「河村コレクション」が開館の礎とされている~
武部さんは劇団「海峡座」発刊/冊子への原稿依頼で東京中目黒の
河村邸を訪れた時(50数年前)や、30年前に下関でインタビューした
時の思い出を紹介‼ 《山口新聞記事より》
河村コレクション
『芸術は魂の食べ物』・・河村幸次郎氏、談 (1901~1994年)
明治34年 下関に生まれる
大正 8年 山口県立豊浦中学校卒業、早稲田大学入学。
この頃水道橋の南陽堂書店で竹久夢二に何度か出会う。
病気の為大学を中退し帰郷。快癒後実家の伊勢安呉服店の
経営に携わる。
昭和 2年 高島北海の末娘と結婚。 以下.略
≪河村氏は下関市立美術館の名誉館長を生涯務めた≫
下関市立美術館の所蔵品の核を形成しているもののひとつに、河村コレク
ションがあります。
下関出身の実業家で美術コレクタ-、河村幸次郎氏が美術館建設時に寄
贈された。
高島北海(河村氏の義父)、岸田劉生、梅原龍三郎、藤田
嗣治、香月泰男、古代エジプト・オリエント遺品など総数300点寄贈。
≪河村幸次郎氏が収集、寄贈されたコレクションの一部・・・画像は
他の寄贈品も含む~下関市立美術館資料より≫
河村幸次郎氏は下関の伊勢安呉服店の次男として生れ、後に家業を継ぎ
ますが、そのかたわら音楽・文芸・美術など幅広い文化活動を行い、下関に
来られた多くの芸術家や文化人と交流を深めました。
昭和14年に東京に拠点を移した頃から、竹久夢二、藤田嗣治などの美術品
収集に力を入れるようになり、交流のあった多くの芸術家を物心両面で支援
しました(良きパトロン)。
香月泰男が戦前、下関高等女学校の教師時代からの交流がそうした画家の
ひとりです。
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